PRODUCTION
NOTE
プロダクションノート
第10回 アクエリオンデザインについて
今回のテーマは、本作の肝となる「アクエリオンデザイン」について!
そして今回お話を伺ったのは、本シリーズの原作に加えてアクエリオンデザインを手がける河森正治さん。
アクエリオンシリーズ生みの親です!
まずはそもそもアクエリオンのコンセプトはどんなところから生まれたのでしょうか。
シリーズを通じてのアクエリオンのデザインのコンセプトについてお伺いしました。
河森さん:「コンセプトは、3体の飛行マシンが合体変形して、全く異なるプロポーションやシルエットの3体の人型マシンになる合体変形システムです。それからスタイリング的には未来的なSF感と神話的な神秘性との融合を目指しました」
アクエリオンシリーズのストーリーに合わせて、デザインにも「神話的な要素」も組み込んでいるとのこと。
そして今回の「想星のアクエリオン」では初代のデザインを意識したデザインも見受けられました。各形態のスタイリングポイントや武器ごとのアイデアを伺いました!
河森さん:「今回のシーゲルでは頭部やカラーリングなどでアクロバティックなアクションが得意な雰囲気、ニュアンスを足したつもりです。」
河森さん:「無限パンチは、なんとかして今までにない奇抜な必殺技を創ろうと思案したあげく、初代の創聖のアクエリオン制作中にひらめきました」
ティールについて
河森さん:「スマートさ、シャープさ、スタイリッシュさを重視してみました」
フェオーについて
河森さん:「ジェンダ―レスの時代なので、男性だけが戦うという訳ではないので、少し女性的なイメージを取り入れ、その分機敏な感じとかを狙ってます」
今回のシリーズ4作目の「想星のアクエリオン Myth of Emtoions」のデザインで新しく入れたモチーフはあるのでしょうか。
河森さん:「以前、金色のエンシェントアクエリオンを創ったことがあって、その時に考えた神話性。神話の世界のニュアンスが強いようなテイストを今回盛り込んでいますね。今回の作業はスタイリング的な要素が強かったので、細部のディティールを変えてはいますが、カラーリングでどこまで前と印象を変えられるかが、チャレンジしたところです」
そして9話から突如、登場したアクエリオンナウシズについて
河森さん:「これもまた、カラーリングやディティールでどのくらい神話感から量産的ミリタリー感に変えられるかがポイントですね」
たしかに通常機体とはまた違った、黒やグレーを基調としたカラーリングで、かなり印象が変わっていますね!
皆さんはどのアクエリオンデザインが気になりましたか?
これからの本編もアクエリオンデザインにも注目してお楽しみください!
(AP村上、菅野)