PRODUCTION
NOTE
プロダクションノート
第3回 江ノ島パート1
みなさん、第2話はいかがでしたか・・?
今回は舞台となる江の島についてのプロダクションノートです!
第1回目のプロダクションノートでもお伝えしましたが、
本作の舞台が江の島となったのは、
河森さんの初期企画コンセプトの「江の島を舞台にしたい」というアイデアからでした。
そのコンセプトを基に
制作陣の「江の島からアクエリオンが発進したら面白い」という想いから
「江の島×アクエリオン世界」の構築が始まりました。
江の島を舞台にすることが決まった時、糸曽監督が重視したのは”リアリティ”でした。
糸曽監督「江の島の風景をデザインぽくしてますが、離れてみるとすごいリアル(実写)に見えるようにこだわりました」
ベクターマシンが飛び立つ、キービジュアル第1弾の背景の江の島は、まるで写真のように見えますが、実際は細かい描きこみでできています。
そして”リアリティ”を出すために、制作チームは江の島でロケを敢行。
ロケハン、撮影を含めて5〜6日ほど江の島へ訪れました。
実際にロケハン時に見つけて、描こうと思った場所もあるようで
糸曽監督「サムエルコッキング園は実際に行ってみて、素敵な場所だと思い、使いたいなと思いました」
そして「江の島×アクエリオン世界」で一番注目すべきは、ベクターマシンの発進シーン!
実在する江の島大橋・ヨットハーバー・岩屋からベクターマシンが発進します。
皆さん、アニメをご覧になってドキドキしませんでしたか?
(ワンダバ感がたまらない!!!!)
この江の島の基地イメージは、糸曽監督が初めてロケで訪れた際にできていたようで
糸曽監督「ロケに行った時に、江の島大橋、ヨットハーバー、岩屋を使いたいという話を江ノ島基地デザインの上航さんにお話しました。そしたら構造上どうなったらできるかを考えてくださって、基地の設定を上げてくださいました」
糸曽監督「基地からのベクターマシンの発進シーンは、佐藤英一さんとのブレストでいただいたアイデアを基にCGディレクターの後藤さんがラフコンテを書いて下さいました。岩屋から回転しながら出てくる等、基地デザインから違和感がないように特撮をイメージした発進シーンを掛け合わせてくださいましたね。」(サテライト制作 能地さん)
江の島に実在する場所だからこそ、本当にあるのかも!?と想像することができますね。
男の子が大好物のやつです!
糸曽監督「シーゲルがターンテーブルみたいなのに乗って、江の島大橋から上がってくるのは、英一さんの推しカットです(笑)」←わかる!!
また江の島を舞台にしたことがキッカケで、アクエリオンのサイズを見直されました。
過去作と比較すると、全長60Mと少し大きめのアクエリオンシーゲル。
(ソーラーが48M、1/144と1/100のくらいの違いでしょうか…?)
糸曽監督は・・・
「江の島要素を入れたいなと思って、シーキャンドルに合わせて60Mにしました。シーキャンドルを持って投げるシーンとか考えてました(笑)」
皆さん、ぜひ江の島大橋やヨットハーバー、岩屋に足を運んだ際は、本作の発進シーンやアクエリオンが江の島にいる姿に想いを馳せて、楽しんでみてください!
(AP村上、菅野)